総選挙結果
2012年12月20日
16日に総選挙がありました。
<結果>
自民党 294議席(小選挙区237、比例代表57)
民主党 57議席(小選挙区27、比例30)
日本維新の会54議席(小選挙区14、比例40)
公明党 31議席(小選挙区9、比例22)
みんなの党 18議席(小選挙区4、比例14)
日本未来の党 9議席(小選挙区2、比例7)
日本共産党 8議席(比例8)
社民党 2議席(小選挙区1、比例1)
国民新党 1議席(小選挙区1)
新党大地 1議席(比例1)
諸派・無所属 5議席(小選挙区5)
日本共産党を支持していただいた皆様に、心から感謝申し上げます。
残念ながら1減の8議席でした。ご期待に添えず、申し訳ありませんでした。
ただこの結果は、小選挙区制のため民意とはかけ離れたものです。得票数(比例)で議席を配分すれば、自民党は133議席に過ぎず、逆に共産党は約30議席になります。このあたりは次回の記事で述べます。
結果についての中央委員会の声明はこちらです。
詳しい総括はこれからですが、消費税増税ストップ、消費税に頼らない道があること、全原発を停止したまま廃炉の作業に入る即時原発ゼロ、憲法改悪を絶対に許さない、TPP参加反対などの政策とともに、長年のアメリカいいなり・財界中心の政治を変える本物の改革の党、戦前からどんな弾圧があっても国民を絶対に裏切らないブレない党であること――などを訴え、伝わった人たちには大きな共感を得られました。
私自身の実感です。
ところが、メディアの報道は「自民と民主と第3極(維新とみんなの党と未来の党のこと)の争い」というものばかりでした。これを徹底して煽り立てました。
小泉ブーム、マニュフェスト選挙、郵政選挙、政権交代…常にメディアが「争点」を作り、大事な情報が国民に伝わらず、メディアの報道に左右されるのが当たり前になっています。
特に関西では、テレビをつけると橋下さんが出てこない日はないという、橋下氏と維新を煽りに煽る報道が大分以前から続けられたため、「橋下人気」がつくられていました。
全国的にはそれほどでもなかった維新が、近畿ブロックの比例票で1位になったのはこのためです。
そして共産党は完全に黙殺。支持率はみんなの党や未来より低いわけでもないのに、また重要争点で「消費税に頼らない別の道」「改憲は絶対許さない」と他党にはない注目されるべき政策・主張を掲げていたにもかかわらず、自民、民主、維新、みんな、未来は報道して共産党はほとんど報道されませんでした。こうして有権者の選択肢に入らない状況が作り出されました。
共産党の場合いつもそうといえばそうですが、今回の黙殺ぶりは特にひどいものでした。
自力で党の姿を伝えていくしかないもとで、私たちも大分奮闘しましたが、「橋下人気」が作られメディアの悪影響が最もあった近畿ブロックで1議席減りました。伝わったところでは大きな反響があっただけに、私たちの力が足りなかったと思います。
それでもこの悪条件のなか、同じ全国選挙である2年前の参院選と比べて比例得票数、得票率とも少しアップしました。近畿以外では、参院選比でほぼ前進し、議席も維持しました。
私のところに「よく踏みとどまった」という有権者の声が寄せられました。巻き返しへの1歩となったかなと思います。
悔しい結果でしたが、次は来年7月の参院選です。その前に県知事選もあります。今回のたたかいをしっかりと分析・総括し、勝利できる力をつけなくては、と思います。