原発再稼働についての答弁の変化
2011年10月03日
9/30は、本会議の一般質問2日目で、日本共産党から西宮市選出のいそみ恵子議員が質問に立ちました。
①台風災害対策被災者支援の強化、
②自然エネルギーの本格的導入と原発からの撤退を
③子ども・子育て新システムに反対を
④子ども・障害者の医療費助成の所得制限強化案の撤回を
⑤高校の通学区拡大案の白紙撤回を
⑥西宮北有料道路(盤滝のトンネル)の無料開放を
⑦西宮の御前浜橋(はね橋)の通行改善を
の7項目について井戸敏三知事に迫りました。
わが会派の質問ながら、本当に台風災害の被災者に自己負担を押しつけてはならないと聞きながらつくづく思いました。動画はここから
一つだけ前進した答弁がありました。
原発問題に関連して、知事から「今回の福島の事故の原因究明とこれへの対策を含めた安全基準が明確にされて、これがクリアされることが原発再稼働の前提条件」と、今ただちに再稼働させるのは認められない、との見解が示されたことでした。
6月に私が質問したときは、知事は「国においては、今回の事故原因の検証をもとに十分な安全強化対策を示されるまでの間でも、現時点での知見をもとに追加的な安全基準を明示し、基準に照らして…関西電力の停止中の4基の運転再開に関しても安全性の評価のうえにたって判断すべき」
まわりくどい答弁ですが要するに、福島の事故の検証がなくても、とりあえずの安全基準をもうけてそれに照らして大丈夫だとなれば再稼働OKという見解でした。民主党政権と同じ立場でした。
その後も事故の状況が収束に向かわず、放射能汚染が明らかになるにつれ、脱原発の世論も高まり、知事・当局の答弁が変わってきました。