阪神以上の支援を
2011年03月14日
犠牲者が万単位になるという予測が出てきました。かなり現実味を持って。
そうなると、死者・行方不明者が10万人を超えた関東大震災(1923年)以来の大惨事になります。そして、戦後最大といわれた、犠牲者6464人の阪神・淡路大震災を上回る被害になります。
私は、阪神を上回る自然災害というのはもうないだろうと思っていたので、衝撃を受けています。あの大惨事よりももっと多くの人が亡くなり、もっと多くの人が苦しんでいるとは……。
阪神をはじめ、その後も中越大地震や豪雨、噴火など大災害が何度も起こっているので、さすがに防災対策はすすんでいるだろうと漠然と思っていました。
今回のような巨大津波というのは例がなかったかもしれませんが、日本は〝地震列島〟であり、大地震(震源地が海の場合特に)が津波を引き起こすことは当然のこと。今回のような地震を予測して津波対策を取れなかったのかと痛切に感じます。
また、大問題になっている原発にしても、専門家が警告していたにもかかわらず、耐震設計の基準を専門家の指摘よりも低い震度に設定して建設されたと、テレビで報道されていました。
しかしいま必要なのは、一刻を争って、一人でも多くの命を救うこと、生き残った人たちを助けること。
阪神以上の被害だとしたら、義援金ももっともっと必要でしょう。阪神のときでも、全国からかなり寄せられたのに、被災者1人ひとりに渡った額は全壊の人で20数万円で、他の災害より桁違いに少なかったものでした。
すでに全国の人たちの支援の動きが広範に始まっていると聞きます。
共産党は、地震が起きた11日にすぐ、すべての党組織、党員にたいし救援活動にとりくみことをよびかけました(呼びかけ文はこちら)。
民主医療機関連合会(民医連)もただちに現地の医療支援活動を始め、私の職場の東神戸病院からも看護師さんらが12日に現地に向かいました。
私は今日も、早朝から街頭で義援金を呼びかけています。
阪神のときを上回る全国からの支援を願わざるをえません。