震災16年
2011年01月18日
昨日は阪神・淡路大震災から16年の日でした。
被災者は誰もがそうでしょうが、何となく落ち着かない、思い出したくない、いろいろと複雑な思いの日でした。
朝の宣伝はどこでしようかと迷いましたが、やはり、新人薬剤師として必死に救援にあたった職場の地元である住吉駅ですることにしました。
1・17用のビラをまきながら、当時住んでいた三宮の寮(全壊の判定でした)から脱出して歩いて職場の住吉に向かった時に見た、空爆後の様な惨状、切り裂かれた道路、ほこりや焼けた跡のにおい、などなど思い出されました。家族や友人をなくした方々、震災後苦労されてきた方々をはじめ、みなさんがどのような思いで毎年の1月17日を迎えられるのかと思うと、万感胸に迫り、涙を止めるのに困りました。
犠牲になられた6434人。一人ひとりに人生がありました。
6434人の方々に哀悼の意を捧げ、その無念の思いを胸に刻んで生きていかなくては、と改めて誓った日でした。
また震災は私にとって、被災者の生活再建より神戸空港建設を優先した、政治の冷たさを実感した原点です。
いまも続く冷たい政治を必ず変えたいと決意を新たにした日でもありました。