議員特権
2011年01月11日
少し古い話で恐縮ですが…。
県議会への挑戦を表明してから3カ月半。その間に心底怒ったことが3回あります。
①北朝鮮による韓国・延坪島への砲撃
②政府が年金引き下げと後期高齢者医療の事実上存続の方針を決めたこと
③神戸市議会が費用弁償(交通費などとして支給される議員の日当)の存続を決めたこと
①と②は当ブログでも書きましたが、悲しみをともなう腹の底からの怒りです。
ところが③は、本当に頭にきた、というものです。
どこが「日々是好日」なんや、と言われそうですが…(^_^;)。
これまで神戸市会議員には、本会議や委員会などに出席するだけで、自宅から市役所までの距離を基準に1日当たり8000円から14000円が支給されていました。
常識からおよそかけ離れたものです。共産党は「廃止すべき」だとして、以前から受け取っていません。
市民の批判を気にしたのでしょう。昨年の9月議会に民主党、自民党、公明党、「住民投票☆市民力」、そしてみんなの党が、1日当たり「3000円」「4000円」「5000円」の支給に変更する条例案を共同提案。10月に多数で成立させました。
何ですかこれは!
これで市民感覚に近づいたつもりでしょうか。
東灘区の市会議員は「3000円」のランクらしいですが、JR住吉駅から電車に乗っていけば往復で340円です。それが1回議会に出るだけで高い給与とは別に3000円ももらえるとは! 議員さんというのはみんなタクシーで通うんでしょうか。中央区の議員さんは歩いていっただけで3000円もらえるんです。
こういうのを議員特権というのではないでしょうか。
特に、みんなの党は、「議員が自ら身を切るべきだ」とか言って議員数の削減や給与のカットを主張していましたよね。こんな高額の費用弁償を存続させて、何が「自ら身を切る」ですか。
しかも、みんなの党会派の幹事長さん(北区選出)は、これまで費用弁償を受け取っていなかったのに、「一歩前進」などと言ってこれを機に受け取ると表明しています。
市民の税金ですよ~。
政令指定都市(大都市)19市のうち、大阪市など9市がすでに費用弁償を廃止しています。
これが当たり前ですよね。