年金引き下げ
2010年12月22日
政府は20日、2011年度の公的年金支給額の引き下げを決めました。
「物価スライド」ということらしいです。
「医療費は高なるし、年金は減るし、敬老パスも有料化されて料金が倍になった。年寄りは取られるばかりやな」
「後期高齢者医療の保険料の天引きは、人の財布に勝手に手ぇ突っ込んで金を取っていくことや」
「高齢者の問題を取り上げて下さい」
このニュースを聞いたとき、この間会った高齢者の方々の、怒り、自嘲、そして切羽つまった声と表情が頭をよぎりました。
なぜ、この国はこうなんだろう。
民主党政権になったときは少しはましになるかなと思ったけど、やっぱり自民党と同じになってしまった。
それはわかっていたことだけど、こういうニュース一つ一つが、やはり悲しい。
かつて作家の小田実さんは、阪神・淡路大震災被災者に冷酷な政治に対して「この国は人間の国か」と言ったけど、いまも同じです。
一方で、政権交代をもたらした、政治を変えたいという国民のうねりは力強く存在しています。
引くわけにはいきません。
「人間の国」に変えるために、たたかい続けます。