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建設常任委員会

7月17日…県営住宅明け渡し 高潮被害防災 土砂災害

2019年07月17日

○(1 諸報告)
(1)県営住宅の明渡し等を求める出訴の委任専決処分について
(2)公募型一般競争入札による工事請負契約締結結果について
住宅管理課長及び契約管理課長の報告を聴取した。

○(きだ 結委員)
県営住宅の明渡し等を求める出訴の委任専決処分について、生活が困難な方に対して何か働き掛けているか。
○住宅管理課長(山田剛之)
まず、県営住宅を退去された後、住まいの確保を把握してから手続きをしている。滞納が発生して1ヵ月くらいから相談を始め、例えばまだ生活保護を受けておられない方には福祉部局と連携をとって案内したり、減免を受けられる方には申請していただくようにしている。また、小さい子供がおられる方には、通学に支障がないか、児童福祉関係の機関と十分協議した上で進めている。
○(きだ 結委員)
引き続き、いろいろな事情を踏まえた対応をよろしくお願いしたい。

○(2 閉会中の継続調査事件)
「安全・安心な県土づくりについて」を議題とし、「河川・砂防事業」について、河川整備課長及び砂防課長の説明を聴取した。

○(きだ 結委員)
台風第21号への対応についてである。昨年、東灘区の高橋川で高潮が逆流し、広範囲で浸水した。堤防かさ上げと周辺の用地買収も行い、新たな堤防を造ってもらっている。以前、神戸市に確認すると、深江橋は今まで通り欄干の壁構造化ではなく、角落としで車道を閉じることを考えているとのことであった。欄干から浸水したこともあり、神戸市と連携して壁構造化をお願いしたい。
○河川整備課長(谷口徳男)
深江橋は今の状況で壁高欄にすると橋梁自体が軽く浮いてしまうような状況が想定される。その構造を含め、地元の方々にとってどのような形がよいのか神戸市と調整して進めていきたい。
○(きだ 結委員)
水位が上がった時に橋そのものが軽く浮き上がってしまう可能性があるとのことであるが、今回は完全に遅くなってあそこまで浸水してしまったが、角落としで止めるのはタイミングが難しい。そうなれば橋の構造そのものを替えて壁構造化も必要と考えるが、その方向で是非検討してもらえないか。
○河川整備課長(谷口徳男)
深江橋は軽いため、例えば壁高欄にするには、橋梁自体を架け替えるような案も出てくる。そうなると神戸市の負担がかなり大きくなるので、確実に角落としができる方法として陸閘、横引きの門のようなものを設けれないか調整している。
○(きだ 結委員)
二級水系で基本方針を策定中の住吉川では、毎年豪雨により国道2号線以北で大きな岩が落ちてきており、景観上もよくない。あの川幅で越水することは考えにくいと以前説明を受けたが、あれだけの岩が落ちてくるのは上流の堰堤や砂防ダムが機能しているのかと地域からも疑問が出ている。大きな岩が流れて橋脚を傷つけ、落橋してもおかしくない。その点も今検討されているのか。
○砂防課長(中野光雄)
この原因となるのは六甲山系グリーンベルトである。塩屋谷から宝塚まで30㎞あり、都賀川、住吉川、芦屋川、夙川等大きな流域の渓流は国直轄で砂防事業を行っており、県はその残りの小さな渓流をグリーンベルト事業で行っている。住吉川上流の堆積の関係は、国交省六甲砂防事務所の直轄である。年に一度は県と神戸市と六甲砂防事務所で今年度の事業概要等を互いに情報共有している。どの場所から土砂、岩が発生しているのか、県・市から六甲砂防に確認していきたい。
○(きだ 結委員)
上流の方は川幅が狭く大雨の後は斜面を削ってある程度土砂崩れを起こしながらえぐれてきている部分がたくさんあるので、六甲砂防ときっちり連携して対応してもらいたい。
また、土砂災害特別警戒区域、レッドゾーンが指定され、地元の住吉山手の甲南病院近くで土砂崩れが起きた。おそらく今回指定された中に入っているように思うが、延長線上に斜面がある。要件は一緒と思うが、そこで区切る理由は何か。
○砂防課長(中野光雄)
レッド区域には土石流と崖崩れの二種類がある。崖崩れの場合は、土砂が崩落して堆積する力と移動する力の大きい方で木造家屋が倒壊する区域を設定している。土石流の場合は、渓流の勾配で下ってくる土石流の力と木造建築物の耐力の計算をして土石流の方が勝るところまでをレッド区域として指定している。そのため区域が途中で切れているような状況である。これは全国共通の基礎調査マニュアル等により、現場調査で決めている。
○(きだ 結委員)
地域で見るとなぜここで区切られているのか疑問はある。ごっそり崩れた所は不動産業者が宅地開発しようとしていた所で、その先も斜面で切り立った所なので、これ以上開発されないようにされたい。崩れ落ちた場所は、今は梅雨の時期で神戸市建設局がブルーシートをかけた状態で、業者は何もせず放置している。レッドゾーンに指定されたので、災害防止のために、民間の事業者であってもしっかり所有者に物申して、神戸市と県で連携して何か働きかけができないものか。
○砂防課長(中野光雄)
神戸市内では宅造法が規制としてかなり引っかかっているので、県としては工事業者に対して工事の勧告を神戸市と連携調整していきたい。


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