すすむ中3までの医療費無料化
2012年05月18日
5月5日付の「しんぶん赤旗」に、「子ども医療費無料化広がる」という記事が載っていました、全文はこちらです。
それによると、全国の市町村で、通院が中学卒業まで無料は655自治体で、全市町村の37・5%になったこと、入院の中3までの無料化は51・6%にのぼることが紹介されています。
すごく前進しています!
兵庫県内では、今年度、新たに加西市、佐用町、神河町、市川町が通院・入院の両方が中3まで無料化されました(いずれも7月から)。
すでに実施している西宮市、小野市、相生市、赤穂市、たつの市、福崎町と合わせ、通院・入院が中3まで無料は10市町となりました。
全国の水準には及びませんが、それでも県下41市町のうち10市町ですからほぼ4分の1の自治体で実現しました。
通院無料がゼロ歳だけだった神戸市は、ようやく12月から2歳児まで無料になります。
しかし、依然として最低レベルであることは変わりません。
入院だけに限れば、すでに県内では35市町とほとんどの自治体で中3まで無料になっています。
一方、7月から県が一段と厳しくする所得制限(世帯の中で一番所得が多い人の所得でみる方式から世帯合算の所得でみる方式に変える)は、県に追随せず、独自に財政負担して厳しくしない市町が多くあるようです。
それにしても、「赤旗」記事にあるように、無料化すると国が自治体にペナルティを科すとは、まったく許せません。