文教常任委員会
2014年01月16日
(2 閉会中の継続調査事件)
「生涯学習の基盤づくりの推進について」を議題とし、「生涯スポーツ・競技スポーツの振興」について、スポーツ振興課長及びスポーツ振興課参事の説明を聴取した。
(きだ 結委員)
スポーツ推進計画に基づく推進として、重点目標を五つ上げられているが、競技力レベルの向上ということで、勝ち負けにこだわって結果を出し、競技力をアップさせて行くことは大事であり、最大限の支援もしていただきたい。それと同時に、裾野をどうやって広げて行くのかということも大事であり、健康の維持増進、例えば、今まで機会がなかったけれども、触れてみれば、実は秘めた能力がありスポーツ面で開花するということもあるので、公的な役割として環境条件を広げていただきたい。その上で、今、壁となっているのが、気軽に利用できる施設が少ないのではないかということである。私の地元は東灘区であるが、体育館やプールなど気軽に利用したいが、地元にないため、灘区や中央区に行かなければならない。それもすぐ取れるものではなく、抽選で漏れることも多いと聞いている。県立施設の中で、体育館やプールを一般開放しているのはどのぐらいあるのか。
スポーツ振興課長(船田一彦)
平成22年度に県民スポーツ意識調査を実施し、その中でも、水泳やジョギングがしたいということで、それに伴うプールや体育館を見ると、公立の施設に限ってであるが、屋内プールが69ヵ所、体育施設は232ヵ所となっている。屋内プールでは、北海道や東京についで3番目に多く、体育館についても全国で6番目である。身近なところでスポーツを楽しんでいただきたいという思いで、各小学校区にスポーツクラブ21ひょうごを作っており、気軽にスポーツに取り組めることを推進し、また、障害を持った方もできるだけスポーツクラブに参加して、一緒に運動してもらうことも含めて考えている。ニーズがあればあるほど過密になってくるが、スポーツをしたい人ができるように、学校施設や社会体育施設も含めて活用していきたい。
(きだ 結委員)
全国的に見ても数は多いという答弁であったが、私の地元の声では、小学校単位で野球チームやドッジボールチームを作っているが、地域の学校が開放されていても、地域の方々が土日に使われているので、わざわざ地域外で練習しなければならないということである。もう少し公的な施設が必要ではないかと考える。スポーツクラブ21ひょうごを推進され、地域の方が運営されているが、高齢化などで面倒を見きれないということで、学校開放をやめるところもでてきている。そういう点での公的な役割を果たしていただけないかと思っている。以前、私の地元の東灘区には県立体育館があった。廃止の際にもたくさんの署名が集まったと聞いているが、今は体育館だけが残り、コープが運営している。プールは閉鎖され、利用できなくなったということである。今回、知事を本部長にして、推進本部を置き、全庁的に推進するということであるが、スポーツ施設を増やしていくという考え方はないのか。
スポーツ振興課長(船田一彦)
施設に関しては、スポーツ推進計画の重点目標の中で、身近に利用できるスポーツ施設の整備を掲げているが、施設整備については予算の関係もあるので、各市町や団体には、学校の統廃合のため廃校となった施設について、引き続き地域の方がきちっと利用できるようにしていただくことをお願いしている。また、施設を作るということではないが、地域のスポーツ施設を改修できる支援制度として、スポーツ振興くじの助成があり、その制度を活用していただこうと、日本スポーツ振興センターに来ていただき、各市町担当者などへの説明会なども実施している。そういった情報提供を行いながら、スポーツができる場の確保にできるだけ努めていきたい。
(きだ 結委員)
ぜひ、裾野を広げるという意味でも場の環境を整えることをお願いしたい。
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