建設常任委員会
2020年02月18日
○(企業庁関係)
○(1 付託議案審査)
第129号議案 令和元年度兵庫県工業用水道事業会計補正予算(第2号)
第130号議案 令和元年度兵庫県地域整備事業会計補正予算(第2号)
以上2件を一括議題とし、企業庁総務課長の説明を聴取した後、質疑並びに意見の開陳を行った。
○(きだ 結委員)
第130号議案、播磨科学公園都市の芝生広場にバスターミナルを整備することについてである。
① にぎわいづくりとは、誰にどのような目的で来てもらうのか。
② バスターミナルの将来構想の中で、高速バスを神戸・大阪方面から誘致するとのことであるが、めどはあるのか。
○地域整備振興課長(一宮大祐)
① これまではまちに中心となる所がなかった。このたび、中心になる芝生広場に交通拠点となるターミナルを設け、これまでの路線バスをそこに集約する。将来的にはEV車、自動運転車に乗り継ぎできるようにする。
特に、ここには大学、附属高校、中学校がある。理化学研究所には平日でもいろんな研究者が出入りする。また、サッカー場にも年間20万人に近い方が来られるので、イベント等がしやすい環境として、大型の全天候型テントを設けてにぎわいにつなげていきたいと考えている。
② 大阪・神戸方面から山崎インターに高速バスが出ている。山崎・神戸間は一日18往復出ている。直接乗り込んでいただけるかは調整を要するが、山崎インターまでのアクセスをきっちり作っていけるように、今、ターミナルの計画の話にウエスト神姫にも入っていただきながら実現できるように進めている。
○(審査結果)
以上で質疑並びに意見の開陳を終局し、直ちに表決の結果、第129号議案及び第130号議案の2件については賛成全員で、原案のとおり可決すべきものと決した。
○(県土整備部関係)
○(1 付託議案審査)
第127号議案 令和元年度兵庫県一般会計補正予算(第3号)中
第1表 歳出関係部分
第2表 関係部分
第128号議案 令和元年度兵庫県営住宅事業特別会計補正予算(第1号)
第131号議案 令和元年度兵庫県流域下水道事業会計補正予算(第3号)
以上3件を一括議題とし、県土整備部総務課長の説明を聴取した後、質疑並びに意見の開陳を行った。
○(きだ 結委員)
第128号議案の県営住宅についてである。
① 県営住宅として駐車場に雨水貯留施設を作るのは、全体的にどのような位置付けになっているのか。
② 今、建て替えているところが他にもあると思うが、今回、補正予算に上げた県営豊岡一本松住宅は何か特別の事由があったのか。
③ この雨水貯留施設を作ることでどれくらいの浸水防止効果があるのか。シミュレーションしていると思うが教えてほしい。
○公営住宅課長(松浦 純)
① 平成24年度、総合治水条例の趣旨を踏まえ、最近の県営住宅建替事業においては、全て雨水貯留機能を付けた駐車場を整備している。
② 建替整備に係る工事であるが、今年度は豊岡で雪も少なく、進捗が上がることが予想されたので、来年度の事業を前倒しして執行したいと考えている。
③ 時間当たり30ミリ以下については、通常は側溝に流れる。30ミリを超えるものについては、一定、地盤を下げているので、そこで雨水を貯留させて急激なゲリラ豪雨等にも対応する取組を行っている。
○(きだ 結委員)
② 建替の時には駐車場に標準の整備をすることが分かった。
続いて意見表明する。127号議案についてである。頻発化する自然災害に備えて今のような浸水対策や河川護岸改良、砂防堰堤などの防災・減災対策、未就学児が通る道の防護柵設置についてはもちろん賛同する。
しかしながら、先ほど本会議の質疑にも挙げていた、私ども日本共産党県会議員団が従来から急いで整備する必要のない道路として反対している、東播磨道、山陰近畿自動車道、浜坂道路Ⅱ期、北近畿豊岡自動車道、園田西武庫線整備事業などが含まれていることから、本議案について賛同ができない。
補正予算は予算編成後に生じた事由に基づき、特に緊要となった経費の支出に限って認められ、事業効果を早期に発現させる目的から、先ほど挙げた園田西武庫線以外の高規格道路については、全総計画として30年前から閣議決定されたものであり、補正予算には馴染まないのでないかと思う。この二つの理由から賛同できない。
加えて、河川整備計画や高潮対策、土砂災害山地防災対策など、緊急的に思い切った予算を付けて前倒し実施をしてほしいことを改めて求めて私どもの意見表明とする。
○(審査結果)
以上で質疑並びに意見の開陳を終局し、直ちに表決の結果、第127号議案中関係部分については賛成多数で、第128号議案及び第131号議案の2件については賛成全員で、いずれも原案のとおり可決すべきものと決した。
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