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健康福祉常任委員会

10月2日…CT画像 コロナ予算の遡及適用 個人防護具

2020年10月02日

○(病院局関係)
○(1 付託議案審査)
第80号議案  令和2年度兵庫県病院事業会計補正予算(第1号)
第94号議案  損害賠償額の決定

以上2件を一括議題とし、経営課長及び企画課長の説明を聴取した後、質疑並びに意見の開陳を行った。

○(きだ 結委員)
94号議案の損害賠償額の決定について、残念な結果になりお悔やみ申し上げたい。事故の概要にも書かれているが、もともと西宮病院でCT画像を撮影していて、次の年に緊急入院した他院からこの画像情報の提供の依頼があって発覚したとのことで、胸部画像をその中で見落としていたのではなく、なぜ読影されていないことが起こったのか。その分析とそれを踏まえた再発防止について、どのようなことが講じられているのか説明してほしい。
○企画課長(柏木英士)
主治医が腹部と胸部のCT検査画像を依頼していたが、読影員が胸部の読影を漏らしていた事案である。胸部画像が読影されなかった理由としては、レポートシステムで検査項目名の全体が表示されていなかったことから起こったものである。本来は、上腹部から下腹部及び胸部のCT造影という形の検査項目依頼であったが、実際、その表示が、わかりやすく言うと、例えばエクセルでセルのところが文章よりも短く、胸部のところがちょうど見えてなかったことが原因であると聞いている。
その防止対策としては、システム上の部分については当然改修して、また、検査項目名についても、上部、下腹部と胸部のCT画像を二つを書くのではなく、胸腹部CT、いわゆる胸と腹といった形に変えている。また、読影レポートの記載の仕方も医者によっていろいろ違うが、読影部位と範囲が一目で分かるような記載の方法に改めているところである。
○(きだ 結委員)
システム上の問題があったということと、それを改善するためにドクターの間でも情報共有されたとのことで、またこのようなことがないようにお願いしたい。

○(健康福祉部関係)
○(1 付託議案審査)
第79号議案  令和2年度兵庫県一般会計補正予算(第4号)中
第1表 歳出関係部分

を議題とし、社会福祉課長の説明を聴取した後、質疑並びに意見の開陳を行った。

○(きだ 結委員)
まず、発熱等診療・検査医療機関の整備の予算について、事前に少し聞いたところ、新型インフルエンザとの重複流行時に臨床的に鑑別することが困難であるため、コロナかもしれない方も受け入れる医療機関を増やしていくことと思う。現にもう2月、3月ぐらいから独自に発熱外来で動線を分けたり、玄関でトリアージしたりしている医療機関は結構あると思うが、動線を分けたり入口をもう少し違うところにするなど時間を分けることで、やはり人件費なり実際の施設を変えていくときにお金がかかっている。
そこで、例えば2月、3月にそうしたことも遡及して予算の対象にできないものか。4月1日以降のことに対してとの返事をもらっているが、もう少し前に行ったところもインフルエンザの流行期間中も続けられると思うので、予算をそこまで遡及することはできないのかと思うがどうか。
○感染症対策課長(西下重樹)
2月、3月の部分については、昨年度の補助メニュー等があるので、そこで適用を受けてもらいたいと思っている。
○(きだ 結委員)
2月、3月に補正に出てきた当時も、要するに指定のような関係がないと独自で行っているところについてはあたらないと聞いたので、それで今回、このように改めて冬期に向けて整理するとのことなので、そうであれば前回対象にならなかったところも経費の対象にと思った。もう一度聞くが、2月、3月はあたらないとのことか。
○感染症対策課長(西下重樹)
昨年度の分があたらなかったとのことであるが、指定というか基本的に新型コロナの検査を実施する医療機関については、行政検査として県あるいは保健所設置市と委託契約を結ぶことになっている。その行政契約を結ばれたところには、基本的に補助金の適用があるので活用してほしいと思う。
○(きだ 結委員)
少し細かくなるが、当時は委託契約というか、保健所から検体が採れるのであれば検査する形で、まだ保健所を介する検査の流れであった。要はそういう事例もあり、ぜひ範囲に入れてほしい。
もう一つ、そういう条件は一定の大きな病院や開業医ではできるかもしれないが、普通のかかりつけクリニック、診療所レベルでは行いたい気持ちはあったとしても、例えば空間的に動線を分離するのが難しかったり、診療時間を別にする時間的な動線分離の対応が難しいとの声もたくさんあり、250ヵ所をめどとしていても、実際のところまだ集約されてないかもしれないができそうなのか。
また、春頃にコロナかどうか分からない可能性を疑わずにクリニックで受けた結果、コロナ感染の方があるクリニックから出て、その後、風評被害もあってしばらく休業になったりした事例もあるので、受けたいと思っても万が一自分のところで感染したり、ドクターが感染したときに、休業等への補償などはどのようになっているかが非常に心配されているがどういう考えか。
○感染症対策課長(西下重樹)
今期の季節性インフルエンザの流行期を迎えるに当たり、設置を予定している発熱等診療・検査医療機関については、十分な感染拡大防止措置をとったことが条件になろうかと思う。したがって、クリニックの規模によっては、動線を分けることが困難、あるいは時間的に分離するのも無理ということもあるが、いろいろな工夫、例えば駐車場を利用したドライブスルーとか、あるいはテントを張ったウォークスルーといったような、院内の建物を介さない方法で実施することも可能である。
一方、誹謗中傷を考えると受診されないことはあろうかと思うが、基本的に発熱等診療・検査医療機関ではしっかりとした感染拡大防止措置をとるからこそ他の患者さんも来ていただき、感染防止が図られていることを周知徹底して、250ヵ所の整備に向けて努力していきたいと考えている。
○(きだ 結委員)
しっかりした感染対策がなされるところは当然そうなると思うが、地域でやはりここは対策しなければとの使命を持っていても、例えば、個人防護具などが供給されるような仕組みは同時にとられるのか。
○感染症対策課長(西下重樹)
個人防護具については、国から必要数を直接届けるような制度もあり、また、それらの供給に遅延が生じるようなことがあれば、県が備蓄している防護具を早急に発出し、万全の備えで臨みたいと思っている。


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