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イノシシシンポ盛況 さあ署名運動へ

2014年09月09日

 お知らせしていた「イノシシ被害根絶を イノシシ問題を考えるシンポジウム」(日本共産党東灘・灘・中央地区委員会と東灘区党後援会が主催)が6日、東灘区民センターで開かれました。

 住民の方90人が参加され、予想以上でした。知らない方が大勢おられ、チラシを見ただけで参加された方も多かったようです。皆さんにとって本当に切実な問題であることを痛感しました。
 自治会関係者、他党の元議員の関係者などもお見えになり、幅広い集まりとなりました。

 兵庫県森林動物研究センター主任研究員で兵庫県立大学准教授の横山真弓先生が、「神戸のイノシシはなぜ人を襲うようになったのか~原因と対策~」と題して基調講演されました。
  「大都市に大型の野生動物がいるのは世界でも珍しい」と切り出し、イノシシの生態に触れて、本来は警戒心が強くミミズや木の根、草の根が主食で六甲山は食物が豊富にもかかわらず、学習能力が高いため、餌付けによって栄養価の高い食物が市街地に多くあると学んだイノシシはくり返し出没し、人を襲うようになることを詳しく説明されました。
  「田舎のイノシシは人に見ると逃げるけど、神戸のイノシシは向かってきます。また、人間の食べ物を食べるのはイノシシにとっても何もいいことはありません。市街地に来ずに森林で暮らす本来の姿に戻すことが真の共存。そのためには餌付けをなくすことがどうしても必要です」と強調されました。なるほど。

横山先生の講演に聞き入る人たち=6日

 丹波市の芦田浅巳・東芦田営農組合長がシカ・イノシシ被害対策の取り組みについて、日本共産党の西ただす市議と私が市・県の施策についてそれぞれ報告。松本のり子市議が司会しました。

 質疑では。会場から「イノシシに出くわしたらどうしたらいいか」「餌付けを発見したら通報した方がいいのか」「イノシシが出る時間は、区役所はやっていない」などたくさんの質問や意見が出され、横山先生がていねいに答えられました。

 また私から、頻発する人身被害を解決するために署名運動をおこないましょう、と訴えました。  
 署名は、兵庫県と神戸市に、▽餌付け禁止・ゴミ出しマナーの徹底。そのための実効ある具体的な対策▽山から降りてこさせないネット柵の設置▽専門の部署を新設し総合的対策―を求めるものです。

 横山先生がメインのパネリストを引き受けて下さったおかげで、とても充実したシンポジウムになりました。
 私も、参加をよびかける中で「イノシシは岡本の風景。今のままでいいのでは」「いいイノシシもいる」といった声も聞きましたが、高カロリー、高脂肪の人間の食べ物に慣れるのはイノシシにとっても不幸だと改めて理解しました。 

 シンポを力に署名運動を成功させ、人身被害を解決しましょう。



きだ結も報告しました=6日

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