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2023兵庫県議選・問われるもの

2023年03月29日

統一地方選・兵庫県議選があさって3月31日告示です。4月9日投票。私にとって4度目の選挙です。
今回の県議選で問われているのは、子育て、暮らし、長寿を応援、ジェンダー平等へ、県政の流れを変えるのか、或いは巨大開発を継続し県民犠牲を続けるのか。言い換えれば、県民の願いを実現させるのか押さえ込むのか、だと思います。
そしてそれは、斎藤知事を支える「オール与党」(自民、公明、立憲、維新など)対日本共産党という対決の構図となって表れています。

●子育て支援も「オール与党」VS共産党

子育て支援でいえば、まず子どもの医療費の無料化について。「子どもが熱を出しているのに、お医者さんに行くとお金がかかることを考えてしまう自分が情けない」というお母さんの声を最近も聞きました。
私をはじめ共産党県議団は中学卒業までの医療費無料化をくり返しくり返し県議会で訴えてきました。その結果、県の助成が中学3年まで広がり、市町の無料化がすすみました。私が県会議員になる前の2010年度は全県41市町のうち中学卒業まで医療費無料は3つだけでしたが、今は中学卒業まで無料が15、高校卒業まで無料が22で合計37市町にまで広がりました。

残るは神戸など4市だけ。神戸市は医療費助成を高校卒業まで拡大しました(10月から)。これも世論の力です。しかし無料にはしません。何としても神戸も高校卒業まで無料にさせましょう。

中学校給食も、私は初当選する前から、全員で食べる温かい神戸の中学校給食実現へ、署名を集め、県議会で再三要求してきて、「中学校給食のきださん」とも言われました。そして世論の力で、ついに冷たいお弁当から温かい全員給食に改善が決まりました。
しかし、東灘区の実施は2年から3年後と遅い。すぐにできる親子方式や自校方式など学校調理で今すぐ実施が求められています。

そして全国で急激に広がる学校給食費の無償化です。県内でも4市2町で無償になっています。義務教育は無償という憲法の規定から当然の事ですが、実現すれば大きい。神戸と全県で実現するよう頑張りたいと思います。

このように県民・市民の世論と私たちの取り組みで前進してきているとはいえ、子育て支援はまだまだ不十分で、もっともっと前へ進めなければなりません。

ところがその妨害者となっているのが、自民、公明、立憲、維新などの「オール与党」です。
今回の予算議会で、高校卒業までの医療費無料化や学校給食費無償化の請願にこれらの「オール与党」は反対し、不採択にしました。共産党はもちろん賛成です。各党が賛成すればすぐに実現するのですが。
どの党を伸ばせば高校卒業までの医療費無料化や給食費無償化に近づくか、明らかではないでしょうか。

ちなみに維新はこのように明確に反対しているのに、維新新人候補は18歳まで医療費無料化とか給食費無償化という真逆の公約を掲げています。有権者を欺いています。

●ジェンダー平等でも

次にジェンダー平等について。この点では、主に女性が被害に遭う痴漢を防ぐ対策がこの1年少しの間に大前進しました。
東灘の3人の共産党議員、県会議員の私と市会議員の松本のり子さん、西ただすさんが昨年1月、市民の相談を受けて、共通テスト受験生を狙う痴漢をはじめ痴漢対策を各鉄道会社に申し入れ、私は県警にも要請しました。その結果、電車内や駅構内で「痴漢は犯罪です」などのアナウンスが実現。阪神電車は痴漢という言葉が入ったアナウンスは初めてでした。また共通テスト当日、県警は最大の体制で警備に当たりました。

私たちはその後も議会でくり返し取り上げ、その結果、神戸市交通局と県警が「痴漢に遭ったら見たら迷わず110番」というポスターを作り、県警は女性鉄道警察隊員を7名増員しました。また専ら女性に自衛を呼びかける、つまり痴漢に遭うのは女性が悪いかのような動画の改善を県警に約束させる等々、進んでいます。
痴漢防止は政治の責任であり、政治が取り組むべき課題です。痴漢ゼロ・性暴力ゼロの目標へ、一層頑張って参ります。

ジェンダーの問題でもう1つ。男女の賃金格差の是正です。私は昨年9月の県議会本会議で、男女賃金格差の是正へ、女性の賃金向上や女性の正規雇用の増加、管理職への登用を行う企業・事業者に奨励金を出すという新しい提案を行いました。企業に女性の賃金を上げてもらうためのインセンティブ(やる気になる)制度です。すでに山形県が実施しています。
斎藤知事は受け入れませんでしたが、「賃金格差は大変重要な問題だと思っております」と今後につながる答弁をしました。

他にも日本共産党は、ハードルの高いDV被害者の公営住宅入居の要件を緩和させ、学校トイレに生理用品設置を実現。パートナーシップ制度・ファミリーシップ制度導入も強く主張しています。

ジェンダー平等を進めるうえでも、「オール与党」か頑張る日本共産党か、という構図です。
2021年7月の県知事選で初当選した斎藤元彦知事は女性副知事の登用を公約していましたが、9月の選挙後初の県議会でいきなり翻し、副知事に元県幹部の男性を提案。
共産党は強く抗議して女性副知事を求めましたが、知事選で斎藤知事を推薦した自民や維新だけでなく、対立候補を推した自民会派や立憲、自主投票の公明まで斎藤知事の案に賛成し、男性元県幹部が副知事になりました。
2022年3月の県議会でも、新副知事人事で知事はまたも公約違反の男性県幹部を提案し、「オール与党」は賛成しました。

選択的夫婦別姓を国に求める請願は、自民2会派と維新の反対で採択されません。以前は賛成だった維新は2020年12月議会から反対に転じました。

●補聴器購入補助の恒久制度を

次に高齢者の補聴器購入補助について。高齢の方々の2人に1人は難聴になると言われていますが、補聴器は高い。補聴器を早く使えば長く健康を維持できるし、認知症の予防にもなります。

そこで、2018年12月議会に共産党県議団が高齢者の補聴器購入補助を国に求める意見書を提案し、全会一致で可決されました。実はきだ結が発案したことです。
それ以来、共産党県議団はくり返し国と県に制度創設を求め、2022年度に1年間の調査事業ですが全国で初めて県の補聴器購入補助が実現しました。1年で終わらせず、恒久制度にして補助額の増額をと訴えています。

県知事選で斎藤元彦現知事は「改革」を掲げて初当選しましたが、前県政の高速道路網建設計画など巨大開発や病院ベッド削減計画などをそのまま引き継ぎ、大阪のIR・カジノを見込んだインバウンド施策に力を入れています。また前県政よりもさらに福祉・暮らしのサービスを削減しています。
前述のように県知事選で対立候補を推した政党・会派も含め、共産党以外の全ての政党が予算・決算をはじめ知事提案議案に100%賛成し、斎藤知事に何でも賛成の「オール与党」議会に戻ってしまいました。

県民の願いを託せるのは日本共産党だけであることがいよいよ鮮明です。

また市民オンブズ尼崎が集計して発表した「兵庫県議会議員通信簿」によると、今期の県議会常任委員会での発言回数は、今の全県議79人(7人欠員)中、私が1位でした。

●勝利へ戦い抜きます

私の選挙区、神戸市東灘区は定数3に、私と自民現職、立憲系会派「県民連合」に属する無所属現職、維新新人との争い。私以外の3人は男性で、全員「オール与党」です。

維新が本格的に出てきたこともあり、私は過去最も厳しい選挙となっています。しかし東灘の3議席を全部「オール与党」に渡していいのでしょうか。私が落ちたら、東灘の女性の声、子どもたちの声、区民の声を県政に届ける県会議員はいなくなってしまいます。絶対に負けるわけにはいきません。

一方、神戸女学院大学名誉教授・内田樹先生、ラジオパーソナリティの小山乃里子さん、作家のアルテイシアさんら地元を代表する著名な方々や、神戸薬科大学元学長の北河修治先生らが今回、私の推薦人になって下さいました。またボランティアの方々の熱心な応援、保守層からも応援の声があるなど、ありがたいことに幅広く私への期待と支援の輪が広がってきています。

勝負はこれから。何としても勝利するために、人生をかけて闘い抜きます。ぜひご支援お願いいたします。


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