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戦争か平和かの選挙

2023年04月04日

戦争の足音が聞こえてきました。
今回の統一地方選は地方政治とともに、戦争か平和かという問題も大きく問われます。

●核兵器による報復まで想定

岸田首相が敵基地攻撃能力を持つんだと言っています。
アメリカと一緒になって、「極超音速ミサイル」(名前からして恐ろしい)やトマホークなど色んなミサイルを相手国に打ち込む。日本が攻撃されていなくても、先制攻撃もやるとアメリカの計画には出てきます。
当然、相手からの報復攻撃を招き、日本は焦土になる危険性が大きい。

浜田靖一防衛大臣は、相手の反撃で「日本が大規模な被害が生じる可能性がある」と国会でハッキリ答弁しています。
そしてご存知でしょうか。防衛省は相手国からの反撃に備えて自衛隊基地を「強靭化」する計画を持っていることが「しんぶん赤旗」のスクープで明らかになりました。
全国283の自衛隊基地の司令部を地下に移して分厚いコンクリートの壁で覆って核攻撃にまで耐えられるようにする計画です。核兵器による報復を実際に想定しているということです。兵庫県では、伊丹市や川西市の自衛隊駐屯地などその対象です。

また維新の会は「核共有」、つまり核武装までやるべきだと言っています。

●神戸大空襲の記憶

神戸は太平洋戦争で神戸大空襲に2度見舞われました。
私の母は当時3歳で中央区の北野に住んでいましたが、神戸大空襲で祖母に手を引かれ逃げ惑ったことをうっすらと覚えているそうです。そして祖父は満州で戦病死し、私はそのことを聞かされてきました。

また、私の住む東灘区は野坂昭如さん原作でアニメにもなった「火垂るの墓」の舞台です。神戸大空襲で一面焼け野原になり、少年が妹をおんぶして焼け残った御影公会堂(今も使われており、戦争遺跡でもあります)に向かって歩く場面が出てきます。そして御影小学校(同じく現存)で全身が焼けただれた母親と再会しますが、母親は亡くなります。

こういう事態が再び起きる危険性が生まれています。

私はこの東灘区選出の県会議員として、子供たちに平和な日本、平和な神戸を残すために戦争を絶対に再び起こしてはいけないと訴え続けます。
どうぞ平和の願いを託して下さい。

岸田政権はこの敵基地攻撃能力を持つために軍事費を5年間で43兆円使うと言っています。超大軍拡です。すでに2023年度の予算案では22年度の約5兆円2千億円から一気に約7兆円に増えました。
5年後の2027年度には軍事費は今の倍の10兆円以上になるんですね。増える5兆円があれば国民全員の医療費窓口負担をゼロにできます。また小中学校の給食費無償化は年間4400円でできるので、43兆円があれば100年間給食を無償にできます。

超大軍拡の財源はどうするのか。当然、社会保障費―医療や介護、年金が削られ、消費税の大増税が必ずやってきます。暮らしを壊す超大軍拡を絶対に阻止する決意です。

●本当の平和の道は

戦争の準備ではなく、戦争を起こさないための外交に知恵と力を尽くす。これこそ政治が果たすべき責任だと思います。

日本共産党は、東南アジア諸国連合ASEANが互いに友好協力条約を結び、徹底した対話によって、東南アジアを平和と協力の地域に作り変えたことに注目しています。 ASEANは今、アメリカ、中国、日本なども参加した「東アジアサミット」という平和の枠組みを強化し、友好協力条約を東アジア規模に拡大しようとしています。このASEANと協力し、憲法9条を生かした外交の努力で東アジアを平和の地域にする―日本共産党はこういう外交ビジョンを持っています。
この方向に、軍事力拡大の競争ではない、本当の平和の道があるのではないでしょうか。

共産党が伸びれば、超大軍拡をストップさせ、戦争の心配のないアジアを作っていく大きな力になるのは間違いありません。
どうか県議会に送り返して下さい。よろしくお願いいたします。


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