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女性の声を県議会にもっと!

2023年04月06日

この3年ほど、ジェンダー平等をめざしてその課題に取り組んできました。
ジェンダー平等というのは、性別による差別や格差をなくし、女性も男性も、多様な性の方々も、誰もが個人の尊厳が大切にされ、自分らしく生きられる社会のことです。

この点でまずお知らせしたいのは、主に女性が被害に遭う痴漢を防ぐ対策がこの1年少しの間に兵庫・神戸で画期的に前進したことです。

大分知られてきましたが、東灘の3人の共産党議員、私と市議の松本のり子さん、西ただすさんが市民の相談を受けて昨年1月、共通テスト受験生を狙う痴漢をはじめ痴漢対策を各鉄道会社に申し入れ、私は県警にも要請。「痴漢は犯罪です」など電車内・駅構内アナウンスが実現しました。議会でもくり返し取り上げ、神戸市交通局と県警が「痴漢に遭ったら見たら迷わず110番」というポスターを作り、県警は女性鉄道警察隊員を7名増員、女性に自衛を呼びかける、つまり痴漢に遭うのは女性が悪いかのような動画の改善を県警に約束させる等々。

痴漢の問題を政治の課題に押し上げて具体的対策を取らせたというのは、兵庫県政で初めてでないかと思います(神戸市政も)。
頑張ってきた甲斐があります。目標の痴漢ゼロ・性暴力ゼロへ、一層頑張ります。

◇女性に寄り添わない県政と「オール与党」

その一方、県政と県議会はジェンダー不平等まかり通っていて、特に女性の尊厳と権利、願いに寄り添っていないと痛感します。

象徴的なのが副知事人事です。
2021年7月の県知事選で初当選した斎藤元彦知事は、女性副知事の登用を公約していました。ところが選挙が終わった途端に翻し、9月県議会で副知事に元県幹部の男性を提案。このときは本当に驚きました。

さらに、県知事選で対立候補を推した自民会派や立憲民主党も含め、共産党以外の全部の党が知事の公約違反に賛成したのです。こうして男性元県幹部が副知事になりました。2022年3月の県議会でも、新副知事人事で知事はまたも公約違反の男性県幹部を提案し共産党以外の全ての党(知事に何でも賛成の「オール与党」)が賛成して男性が副知事になりました。

もちろん共産党は2回とも強く抗議して女性副知事を求めましたが、他の党は一言も発言せず、賛成するだけでした。

知事や県当局の姿勢は、副知事人事だけでなく、女性管理職登用でも同じ。2015年の国連婦人の地位委員会で、日本も合意した「2030年までに指導的立場の50%を女性に」という目標への取り組みが各国に求められました。

ところが県の「ひょうご男女いきいきプラン2025」では、本庁部局長相当職への女性登用目標が10%、本庁課長・副課長職への女性登用目標は20%と、目標からして低すぎます。

子育て支援の問題でも、県は頑として子どもの医療無料化を認めず、「オール与党」も3月県議会で高校卒業までの医療費無料化や学校給食費無償化の請願を不採択にするなど、県と「オール与党」は子育て支援拡充にきわめて消極的です。
その大元にある認識は、「子育ては家でもっぱら女性がするもの」という誤った「性別役割分業」です。

共産党は痴漢やDVなど性暴力の問題や、男女賃金格差の是正、学校のトイレに生理用品を常備することなどを取り上げてきましたが、他の党はこうした女性の願いをほとんど取り上げません。

◇女性の願いで県議会埋め尽くそう

やっぱり、女性の願いに応えるのは日本共産党だけだというのが現実です。

いま県議会の定数86のうち女性議員はわずか13人。これでは、放っておいたらなかなか女性の要求は通りません。

こうしたもとで女性に寄り添わない県政と県議会を変えるために、女性の声を県議会にたくさん届け、県議会に女性の声をもっともっと反映させようと強く言いたい。
子育て支援の抜本的な充実、痴漢・性暴力ゼロ、男女賃金差別の是正、女性の正規雇用の増加等々、たくさんの女性の願いで県議会を埋め尽くそうではありませんか。

女性が声を上げ、共産党が頑張れば、必ず政治は変わります。
そのためには、女性の声を届け実現に努力する東灘区唯一の女性県議、私、きだ結が県議会に戻ることが、必須最低限の条件です。
何としても県議会に送り返して下さい。よろしくお願いいたします。


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